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2011年9月19日月曜日

小泉さんは「政治家」だ。

「原発の依存度を下げていくべきだ」 
小泉純一郎元首相は18日、川崎市のホテルで開かれた川崎青年会議所創立60周年記念講演で、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、「(今後は)原発が最もコストが安いとして新設、増設とはいかない。国民は原発が安全だとは信用しなくなった」と述べ、「日本は原発や石油への依存度を下げ、自然エネルギーや再生(可能)エネルギーの技術開発に投資し、環境先進国を目指すべきだ」と強調した。・・・本日読売電子版

国民と一部の市民のハートをぐさっと掴めるのが政治家だと思うが民主党にも自民党にもどこにも不在でそれが長く続いている。野田さんも、管さんも小澤さんも石原幹事長も、目線は何処にある。何処を見て話して居るんだろう。小泉は戦後初めて、堂々と富裕層に軸を置いた政治をそれも大胆に実行した。僕は貧乏層なので、全く不快だし、否定的に彼の政策と実行の仕方を見てきた。でも、都知事の石原慎太郎もかわいいところあるけれど、小泉は政治家として極めて希だがセクシーだよ。動きが様になる。僕のようにある意味で対極に位置している人間でも時にニヤリさせてしまうセンスがあった。

上記の記事は、国民の、そしていわば自立した市民層にも不十分ながら理解が出来る科白だ。よく見ればじつは大したことは言っていない。今回もいままでもね。でも「言って欲しいときに、鮮烈に語る」才を生まれながらに持っているんだろうと思う。必要な時のクリーンヒットさ。記事は常識的なこと、床屋談義と違わないレベルの「脱原発」さ。管も野田も、これすら明確に言えていないから不思議だよ、つまり政治家としての才能無いんだと言うことなんだろう。役人と同じなのさ。面白みも、ハッとさせることも怒らせることもない。政治家の本分は新鮮な言葉で「夢を語る演説」に尽きるんだぜ。レーニンだって、トロツキーだって、ケネディだって、ホーチミンだって、カストロもそうだ、敢えて言えばヒットラーだって、煎じつめると政治家は言葉と夢で国を作ってきた。今度国連で野田さんが、原発のこというらしい。でも小泉以下のことしか、きっと言えないなあ。

思い切って、少なくとも2050年頃までの革命的なエネルギー政策を語ってほしいんだ。その頃日本は人口8000万超。そのサイズで、どんな生き方を日本はするかを全世界に向けてぶってほしいんだ。それが政治家だ。カストロはかつて国連総会で5時間ぶっ続けて、革命の勝利を謳い、帝国主義を批判した演説を行った。そして、帝国主義者も含む各国首脳の万雷の拍手をもらったんだ。それが政治家の仕事だと思う。
《今日、9月24日》でさあ、非道いね、野田さんの国連演説。夢も希望もない。政治家が居ない国。

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