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2011年3月19日土曜日

大震災をベトナム人は語る《3》

■36 日本の皆さんは知ってるのか、知らないのか解りませんが、津波の一撃を受けたらしい汚れた白茶犬が衰弱した兄弟か親の犬を見守っている「感動のビデオ」をみた。・・・・・CNNから全世界に配信されたようだ。僕は「VNエクスプレス」紙(電子新聞)でみた。健気な動物の姿は何時も誰しも感動するが、「感動ネタ」をむさぼって物量配信するのがマスコミ。これも、おっとどっこい、要注意かもね。この後この二匹は、救出され病院に行ったという。プリミティブなブオンなど、このYouTube見てまたまた滂沱(ぼうだ)の涙さ。
■37 19日当校で。Aくん「社会の混乱が見受けられないのが凄いと思う。原発の問題もきっと解決するだろう。」、B君「いま、ベトナム社会では、日本への寄付の話で持ちきりです。僕もさっき、VCIの事務の人に少額ですが、寄付金を預けました」、C君「僕は高校生の時から日本で働きたいと考えてきました。だから、このことであきらめたり絶対にしません」、D君「日本にとって、歴史上最大の困難な事態だろう。」、E君「日本人の大変な気持ちは僕も共有出来ますが、日本人の精神性の高さは、驚異的です」、F君「日本人の意志の強さ、我慢強さは、世界が評価しました。それを日本に行って学びたい。」・・・・本日当校の入学試験と面接を受けに来たフンイエン技術教育大学の学生のあるグループにランダムに30秒ぐらいで応えてくださいと、インタビューしたもの。マスコミの論調の影響も幾分推測出来るものの、実に誠実な素朴な彼ら優秀青年の日本に寄せる熱い期待が見えますね。
■38 フン君「いま、臨時で仕事している会社でも、テレビなどの呼びかけに応えて給与の1日分を寄付を始めました。僕も昨日行いました」、ディエップ君「私たちの日本行きのセミナーを行っている11日の同じ時間に震災と津波が起こりました。驚きましたし、不思議な気持ちです。日本に早く行き、何か協力したいです」、フオンさん(女性)「とても悲しいです。でも日本人は世界最高の技術によって予想以上に早く復興させるでしょう。」・・・・・本日当校の入学試験と面接に来たハノイ第一農業大学の中の3人にインタビューしてみました。自分の行きたいあこがれの日本の災害について、非常にしっかりと受け止めている印象でした。
■39 阿部さんの田舎はブオンさんから仙台と聞いています。ご家族は大丈夫でしたか。・・・・石油最大企業ペトロ社の投資部門幹部で、ブオンの親友のヒエンさんは昨日、HCMCから来て、美しい瞳に涙を湛えて、お会いした冒頭で言ってくれた言葉。ありがとう。
■40 ハノイ工科大の学生が、語った。「大変な災害ですが、日本にとって大したことはない」「奨学金をもらって、日本留学している友人の学生寮が破損で使えなくなり、体育館で生活しているらしい」「日本は、技術も高度だけれど、それ以上に精神力が高いと言うことを世界に知らせた」「日本は楽観的な人が多いと思った、意外でした。それが困難を克服できる」「問題は放射能の事です。でも、市民の団結が解決すると思う」・・・・・本日20日日曜に当校の入学試験・面接に来たハノイ工科大5年生(本年6月に卒業)にランダムに聞いた。同類の意見や感想が多いけれども、彼らの我々への素朴な好意や敬意に感謝しよう。
□■□ これは、今後も継続します。ベトナム人の日本に寄せる思いや意見を出来るだけ肉声で拾います。また、ベトナム中心に海外のマスコミの扱いも時々コピーペーストしておきます。■□ 阿部

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