2011年11月6日日曜日

ベトナムTV局取材と”ハイソな”パーティー / 貿易大学文化祭

6日日曜日にお客様と訪れた今年何回目かの文廟。女子大生たちが卒業アルバム用の写真を撮りに来ていた。アオザイが目映い。

文廟の奥の院。シンメトリー写真が意外に好きなのさ。いいでしょ?

4日金曜日朝、当校の採用面接をベトナムテレビが取材した。5日の夜のニュースで15分間の特集で数回報道されたようだ。

美人キャスターがお客様に「いま何故、ベトナムですの?」

パーティーはアバンギャルドに。

美女はシルエットに。

暗黒舞踏派風な緊張が生まれた。


「いきなり」の国です。ベトナムテレビですから、ベトナムのNHKみたいな放送局です。4日の当校の企業面接をいきなり取材に来たのです。もちろんアインさんとブオンさんが、今までの新聞と同様にプロモーションに動いてくれていることは承知でしたが、いきなり、来ることになって、「花でも飾ろう」「花瓶はどこだ」みたいな騒ぎでしたが、予定より1時間遅れでやおら登場したのは美人キャスター。はっきり言って、僕自身はNHKから、TBS、朝日、12chまで何度もインタビューを受けていたし、5年前にもこの局だったか、ハノイテレビだったか忘れましたが、ベトナムでも学校関係・就職関係のインタビューは2回受けていたので、上気したり、うわずったりしないのですが、相手が知的な「眼鏡」美人で30才後半ぐらい、成熟インテリ美人にゃあ、すこぶる弱いんで、ちょっとまごついたのだろうか、インタビューの周りにいた職員とか先生たちが「阿部さん、顔が赤い」とはやす。

まあ、そんなことはどうでもいいんだ。当校のプロモーションに確実に反映されればいいなあと戦術をあれこれ考えながら、質問に応じた。こういうものは、30分しゃべらせられても使うのは30秒であったりする。IT企業で渋谷に本社があるモアテクノロジー社の日根社長が、採用のための面接に来ていて、面接の作業に差し障りというか、落ち着かない環境になったらまずいなと思ってちょっと不安がないでもなかっらけれど、まあ穏便に進行した。で、昨日5日の土曜日の夜のメインニュースで、お客様のインタビューと僕の話が15分にわたって特集扱いで使用されたらしくブオンが上機嫌で僕に「見た見た、長くでていた」と連絡くれた。

その4日の面接の後、夕飯でお客様と美味しいベトナムの家庭料理屋さんにいった。何時も行くお店で、同行のお客様は何時も美味しさと価格に仰天してくれる。二人で鳥肉、豚肉、豆腐とか5〜6皿頼んで、ビール8〜10本ぐらい飲んで、まあ2000円ちょっとかな。喜ばれるわけでしょう?で、この日はブオンの友人のアインさんのパーティーがプレスクラブで開かれるというので、お客さんと一緒に駆け参じた。実は、アインさんはジャーナリストであり、お店とか学校とかのオーナーでもあったりするのですが、家庭では山に捨てられていた身体不自由児を養子にしているお母さんでもある。その子は、可哀想に山犬に性器を食いちぎられており、この催事はこの治療費をみんなでファンドしようというパーティーなのです。そして、 その日は、イタリアから権威筋の医療団が来て、その息子さんだけでなく、同様の子供たちの手術の日でもあったようだ。

日本なら、こういう場は、「まじめ」「ヒューマン」「善意」で覆われるのが普通ですね。だいたい、出し物にアイディアがなく、地味で鼻持ちならない善意が横行する。みなさん、解るよね。でも、やっぱり、ベトナム人は違うね。そういう面は西洋というか、フランスの影響なのか知らん。かっこよく、アバンギャルドなのさ。もちろん、主催のアインさんの演出だからかもね。ベトナムのいわば「暗黒舞踏」派というか、麿赤児ふうな白塗りの魔界に立つ男の風情は、なかなかなもので、それを賑やかすベトナムの音楽、いな音声はAVANTーGARDEであった。更にポップなファッションショーもあって、感性全開のパーティー。西洋人の参加者も多くアメリカのテレビドラマ「セックスアンドザシティー」に良く出てくる「ハイソなパーティー」を思わせる。さらに僕のブログを良く見ているという青年から声を掛けられて、僕の心中のリズムも快調。良い青年だ。お客様も「ベトナム良いねえ」とスマイル。
それにしても、アインさんの友人関係というか「実力」凄い。

■ハノイ貿易大学の日本語学部文化祭に呼ばれて、良い席に座らせていただいた。当校の石岡先生に「ビールでも飲みましょう」とお誘いしたわけだけれど、パーティーでなく(失礼しました)、日本語学部の学生による文化祭の演芸大会で、いきなり日本の歌の歌謡ショーからスタート。隣に座って居られた奈良女子大の麗しい先生などは、結構ノリノリで、楽しんで居られたようであったが、僕は何処を楽しんでいいか、迷い模索せざるをえなかった。出し物で面白さを見つけたのは「ウエストサイド物語」の貿易大学的短縮版演劇。甘いマスクで長身の男子学生の獅子奮迅の活躍がそれだ。トニー役の今は懐かしリチャード・ベイマーが演じた頑張りを彷彿とさせる。どうもそのハンサム学生が演出もしていたようで、丸見えの舞台袖での指示も熱い。ほとんど女子大化していて、80%は女性の中であの好青年や、如何に・・。

日本の大学では今、こういう「素人演劇」(早稲田には劇研とか木霊というプロに近い連中がいる)が企画されるかどうか、正直不明だけれど、一見高校生に見えてしまう未熟さが今時貴重かもと思えるし、日本の複雑な演出構成に囚われている僕等の有り様とを結果的に対比的に見せてくれた。僕等のニッポンは、文化が成熟していると思いがちだが、その発想には得体の知れない差別感も微妙に混在しているね。成熟しているのは文化ではなく、おそらく情報社会の高度化・成熟化なんだと思う。で、いつもプリミティブは、変革期に必要だということを思い出そう。あらゆる世界で、大切な時期には原点回帰があり、プリミティブが胎動してくる。もちろん、この学生演劇(学芸会)を大げさに語る必要はまるでないけれど、逆に複雑な文学、複雑なストーリー、複雑な映像モンタージュになれ、解釈を瞬時にしてこざるを得なくなった情報社会の僕たち住人の大いなる錯覚をこそ笑ってもいいんじゃあないかい。ファッションも生活もシンプルをめざし始めたいま、「幼稚度」を笑うな。笑えない現実が複雑社会を席巻し、途方もなく大きな暗渠をこさえてしまっているじゃないか。ひるむなよ、幼稚で無垢な学芸会。君らは僕らの失った何かを見事に照射してくれている。
「ウエストサイド物語」のFTU版だね。

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