2011年5月15日日曜日

復興に必要な「人口8000万人時代の国づくり」発想《要約》

《要約》「ダウンサイズ時代の国づくり」
1■2,3日前に自動車のスズキの鈴木会長は流石の会見をした。管首相の浜岡原発の停止について、産業界ではほぼ唯一、賛意を強く示した。あの御大は昔から大好きだ。本当に脳裏がクリアな経営者だと思う。去年の1月にも僕の敬意をこのブログに書いているので読んでほしい。僕らはこの2ヶ月間に、電気の過剰な使い方に自省し始めている。デパートもスーパーも駅もちょっとぐらい暗くてもいいさ、と思い始めている。普通の人間でも前からコンビニの煌々とした過剰照度は、異様に感じていたよね。

2■2050年には日本の人口は8000万人台となる。太平洋戦争に突入時、日本の人口は6000万人に過ぎなかった。ついでに、幕末は3500万人に過ぎない。現在は若者3人で老人一人を養う構造であるが、今から40年後は若者がたった一人で、老人一人を支えなければならない社会となる。生産人口はせいぜい5000万人ぐらいのようなサイズになるのだ。サイズは「自然現象」で小さくなるが、機能的で上質な社会をめざす方向を選択したい。

3■東電やソニー(情報漏洩)に於ける日本の組織や技術の劣化の現実を露呈させた。実は、もの作りの現場も、既に空洞化現象が始まっている。「食」の現場では「焼き肉」だけでなく、プロの技術が激減し荒廃して久しい。公共の見直しと公共政策の確立、さらに「太平洋戦争の敗北の研究」の重要性が増してくる。特に津波に関する温故知新を忘れ目先の利潤に振り回されている「科学と技術」の軽佻浮薄。

4■日本は世界に冠たる「資源国」であった。石油など化石燃料の資源はほとんど無かったけれど、高度知識の最たる資源国であったのだ。文化・文明の集積しやすい極東の辺境にある故だ。日本の主たる産業は教育・コンテンツ・観光・農業に収斂する予感が見えてきた。工業はメイド・イン・ジャパンでなく「Made by JAPANESE」の時代認識で、世界を内需に止揚する。世界の開発途上国の「裾野産業」構築を産業教育や職業訓練(モビケーション)の分野で協力する役目は日本の独壇場である。5月24日クローズアップ現代「アジアの工場の先生になる:先生ビジネス」を放映。まさにそれなんだ。

5■ウランは石油と同時期の70年後に枯渇する。プルサーマルは、それを7年延期するに過ぎないこともはっきりした。日本の原発は、新規建設をしなければ、2050年までにゼロとなる。原子力は、安価でない上に、クリーンでもないをはっきりさせた。さらには、原発が無くとも、「ちっとも困らない」充足環境であることも解ってきた(みんなの節電が期待できればね)。また、多様で本格的な再生可能エネルギー開発(登場)までの、単なる「つなぎのエネルギー」であることが明白となった。

6■原発は、日本のかつての軍部関係者ら(読売の正力・中曽根)が持ち込んだ「軍需」に代わるあたらしい形の「軍産官」利権体制であった。系列が違うが田中角栄がそれに加わり、現在までに「地域独占体制」を軸に産業界・政界・官僚の圧倒的な巨大利権構造を構築することになってしまった。そしてマスコミも抱き込んだタブーを生んできた。広告費の日本一は、トヨタの年間700億円だ。第二位は、花王の500億円である。が、東電だけで広告・広報費を毎年マスコミに2000億円を払っていることが暴露された。さらに、原発立地の地方への莫大な原発交付金は、本当の豊かさを生起できず、むしろ地方の自立的自治を放漫にしてきてしまった。

7■《雑情報》アメリカの無人偵察機グローバルホークからの重大情報の秘匿が、近々暴露された場合、本当のパニックになる。福島は数十年立ち居得れない事態が予想される。更に、広島・長崎で原子力被害者であった日本が世界への「加害者」になってしまったのである。コントロールできない巨大科学についての考察が少なすぎる。事故後原発構内の放射能が大きい場合、誰が修理するのか。全員下請けの元農民の特攻隊が日当5万円〜日当40万円で何とか作業できている現実。東電の社員労働組合には社員を事故時に現場に行かせない労使協定あり。原発がテロリズムの最大のターゲットになってしまっていることもはっきりした。
     ** 近日に上記全部をひっくるめた長文「ダウンサイズ時代の国づくり」執筆予定。

《ブログご高覧感謝》
僕のブログの中でページビュー多いタイトルと日付け、紹介しておきます。以下は、毎日100人以上のいわば”人気”ページです。ぜひ、ご高覧ください。多いのは一日1400名閲覧もあります。

・2008年11月 赤塚不二夫先生のこと
・2009年1月 「ジャクリーヌ・ササールとかBB(べべ)とか」
・2009年5月 ゲバラの映画「モーターサイクルダイヤリーズ」
・     5月 カムイと名著「ベストアンドブライテスト」
・2009年10月「救うのは太陽だと思う」
・2009年12月「爆笑問題の失笑問題」・・・1日で1440のPV
・2010年1月 阿倍仲麻呂はハノイの知事である。
・2010年2月 MAC・MAC / 立松和平さんの死
・2010年3月 「サンデープロジェクトの打ち切り秘話」
・2010年12月 映画「ノルウエーの森」の失態
・2011年1月 「お笑いの山崎邦正のベトナムアルバイト」
・2011年3月 メイドインジャパンから「Made by JAPANESE」
の時代認識へ
      3月 「大震災をベトナム人は語る」
・2011年4月 「東京物語・荒野の7人・シンドラーのリスト」
これからも、よろしく、ご高覧ください。阿部正行

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