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2010年3月31日水曜日

いきなり有名、生方さん

俺がこんなに強いのも当たり前だのクラッカー。僕らが中学の頃、一世風靡した藤田まことさんのコマーシャルフレーズだ。多勢に無勢でも、立ち上がるときにやらねば、何時やるの。民主党の生方(うぶかた)は、元早稲田の全共闘(で、多分解放派系)だよ。あれぐらいの反旗は当たり前だのクラッカーだよナー。それぐらいはやらないと、全共闘あがりの政治家として、恥だよね。当時の記憶ではかなり童顔の人であった印象であったが、最近のテレビでは”内蔵助”が相応しいくらいのサムライ顔になっているね。結構凛々しく画面に映っている。ところで高嶋とかいう「筆頭副幹事長」の面(つら)があまりにも貧相であったので調べてしまった。
時間が無駄なのにね。やっぱー労組(ろうくみ)あがりのようだ。まさしく馬鹿面だものね。小沢が凄いのは、党内で人数の少ない小沢の自由党系(かつての新進党など)を膨らませるには、頭の悪いかつての労組あがりの日本社会党系を騙せば、かなりの党内磁力を発揮できると踏んだことであろう。赤松とか、輿石とか、社会党を「右旋回」して裏切って来た連中の脆弱心理を鷲づかみさ。赤子を捻る何とかのレベルでの党内権力掌握。流石は天下の田中派さ。まあいい、生方さんの次の一手に注目したい。テレビに引っ張りだこに一時的になっても、ながもちはしない。バカ殿鳩山をけしかけて、腰抜かす「普天間案」とか、ぶっ飛ぶほどの成長戦略構想、またアジア共生ニューディール施策などを打ち出さなければ、一時のスポットおっさんで終わるぜよ。やや頼りない海江田も慶応のフロントあがり。仙石さんは東大のブント系らしい動きが最近垣間見れる。民主党、変わらなくっちゃあ。このままなら、自民の河野太郎らのグループの方がまだマシだぜ。

3月中旬機上でリチャードギアの「ハチ公物語」のリメイクを見た。こういった思わせぶりな涙作品は昔から嫌いだ。安直の権化だぜ、と言いながら、途中だが見始めた。それもレシーバーをもらって居ない環境で。つまり音無で、途中から見始めたという訳さ。サイレント映画と同一条件での観客と相成った。今までの機上のビデオ映画の鑑賞で隣席の人の目も気にせず大泣きしたのは2年ほど前に見たジョニーデップの「ネバーランド」だが、この「ハチ公」も正面から正攻法で涙腺を刺す。これでもか、という「フジテレビドラマ」風な厭らしさがまったく無かったので、涙が止めどなくこぼれた。映画の品質が良いと言うより、直(ひた)向きに待つハチ公という犬の無垢な気持ちが、心を打つ。敢えて言えば、ハチ公という伝説のそして、映画の役としてのハチ公でなく、演じている白い秋田犬その「本人」の持っている無垢さ、純真さが、リチャードギアほか人間の演者の演技を遠慮無く超越出来ていた。信じる事の尊さ、ひたすらに待つという静かな熱情。僕たちがとっくの昔に忘れ去り、何処かに置き去りにしてきた大事なことを犬の瞳が思い起こしてくれる。説得力ある映像はやはり、サイレントにも耐えられるんだね。音が普通に聞こえていたと、途中から錯覚してしまって居たくらいだった。

先日、久しぶりにホーチミン市に商用で行った。ホーチミンは元々大統領の名前だから、通常「市」を付けて区別し、ハノイは、通常HNと書きCITYは添えない場合が多い。だからホーチミンはHCMCと略す。最後のCは、CITYである。午前中に重要な会議があり、それはともかく上手く進展し、午後の次の企業に訪問となった。会議の場所からこの企業の工場は結構離れていた。11区から7区への移動であったが、大分遠回りをしないと行けない様で300000ドンぐらいタクシー料金がかかった。1500円超だから、結構な距離となった。が、目的地が工業団地の中で、帰りの車も探すのもやっかいと思ったので、待たせてまた乗った方が楽だな、と判断し丁度ランチタイムであったので、タクシー運転手にも、ランチご馳走し一緒に食べた。終わってもまだ相手さんの約束時間まで30分ぐらいある。そうしたら、運転手がお礼にコーヒーを飲みに行かないか、それは俺が払うと言ってきた。それは嬉しいし、じゃあ行こうと言うことで、工業団地の入り口のイタリア人らしい男が経営しているカフェーに入った。レジに居たちょい悪風イタ公オヤジがぼくにチャオと言った。ベトナムのCHAOなのか、イタリアのCIAOなのか、分からないが。

運転手の青年は注文してくれたり、運んでくれたりといそいそと動いてくれる。なかなか良い奴じゃん。お互いの意志の疎通は、双方の片言な英語だ。だから、話すのが面倒で沈黙が二人を支配して、ただ黙々コーヒーを嗜む時間が多かった。でも、どうも大学はかつて行ったらしく、今は仮の姿のようで、何か次のやりたいことに向かって準備中の様である。なるほど、良い奴じゃん。で、ぼくはオシッコに行こうと腰を上げようとしたとき、ふと次の動きをどうしようか迷いだした。PCや財布などが入っているショルダーバックを肩にして、立ち上がりトイレに行こうか。いやあ、それは、コーヒーを奢ってくれた人の良さそうな青年にあまりにも失礼じゃあないか。もうかれこれ1時間半ぐらい一緒だし、安いランチに対して、ほぼ同額のコーヒーを勧めた青年だぜ。それじゃあいくら何でも、カバンがとても心配で、持ってトイレに行きますと、あからさまに言うも同然じゃあないか。ちょっと、それはないぞ。でも、でもだよ、万が一トイレの留守中にこの青年にカバンごと盗まれたら、これは、最悪だよ。お金はまだ良いが、あらゆる資料データが入った我がMACが無くなったら、俺の人生どうなるんだべ。心配の神がぼくを覗いて強く言った。でも、タクシーで犯罪はしにくいだろう。ぼくは客として後の席からメーター近くにあるタクシー会社の名前入り掲示を見ている訳だし、この青年、それを無視するほどの馬鹿者には見えないし、人は信じるべきさ、とヒューマン神も強く反発している。どっちにも一理はあるが、やっぱー青年の心を傷つけたくないな〜。で、その時、僕の常連のアイディアの神がいきなり舞い降りてきて、オシッコを我慢することにしたさ。既に苦しいほどにぼくの膀胱は悲鳴を挙げ始めていたが、アイディア神の「お告げ」なので仕方なくこのままお客さんであるTAZMOさんへ彼のタクシーで向かった。

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