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2011年8月25日木曜日

佐賀県知事の面 / 悲しげな死

■ 去年あたりニュースで古川とかいう佐賀県知事の顔を初めて観た。そのときははっきり言って驚いたね。いかつい顔だけど、トッチャン坊やのようなわがまま風情、紳助が昔していたようなヤンキー眼鏡。これが佐賀県民が選んだ選良なのか。おいおい、ほんとかあ。即、佐賀県民の知的なレベルを疑ったね。どうして、奴がトップ当選なんだよ。他の候補者は、もっひどかったということなんだろうな。チンピラばっかりで、その相対的評価で、奴が知事になったのだろう、と考えると佐賀県に人材居ないのかあと寂しくなる。この知事さん、お父さんは九州電力社員だし、態度も予定調和で「原発再開」を目論んで居たんだろうし、誰が見ても彼の面(つら)にそのように書いてある。全国の普通の大人は、あの悪人顔には投票しないけどなあ。周囲を見渡しても、役者の顔を思い起こしても、本当に悪いと言う面は、意外に少ないモノだ。あの「東映の悪徳商会」の八名さんだって、近くで見れば愛嬌さえある。本当に悪そうで有名な俳優金子信雄さんと40年前大泉の撮影所ですれ違ったことが在ったが、凜とした姿で格調も漂っていたぜ。「悪」はもちろん演技なのさ。でもかの知事さんは、演技派に見えない。「地」なんじゃあないの。

■ 昨日、ピンポンとなったので、インターフォンにでたら、地元埼玉の警官だという。あわてて、Tシャツに頭急いで通して、玄関のドアを開けた。隣人について聞きたいという。「隣人?」ここの左右は両方とも無人ですよ、と即応した。警官と一緒に居た自治会会長という老人が「死んでるんですよ」と、僕と警官のやりとりにちゃちゃ入れるようにヒソヒソ声で言ってきた。だって、無人のはずなのに。この老人は鼻にハンカチを強く押し当てていて、ひくひく鼻を鳴らしている。そう言えば「臭い」。人間の死体の腐臭の臭いだ。いま、鑑識が作業中らしい。そういえば、最近、僕のトイレの臭いが「窓を開けると臭く、閉じていると臭わない」矛盾に気がつきつつあり、すぐこれで合点した。中年の女性だという。でも、僕2年近くいるけれど、まったく無人だと思って居た。ベランダには人気(ひとけ)がないし、干し物一つで出たためしもないからだ。彼女の部屋は僕の家の「猫室」に隣接しているので、もともと、僕の方からは物音を聞きにくい環境なんだけれども。人気を消してひっそりと何年か、お一人の生活をしてきた中年の女性。彼女は何を待っていたのだろう。

どのような出自の人なのだろう。どのような経緯でこのマンションに来て、何も語らず密やかに死を選んだのだろうか。ニュースで見ていた孤独死が、何処にでも在ると言うことだ。実はこのマンションで本年2件目だとハンカチを鼻から外さずにその老人が言った。

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