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2011年4月28日木曜日

分析が二分化しつつ?(VCIニュースより)

ハノイ発■大きな衝撃を日本及び全世界に与えた3月11日から、もう一ヶ月半になります。実家が仙台であるという身近なことであると同時に当校のベトナム人卒業生の採用企業は日本全国の中小企業でありますので、直接の被害が無くとも、納品先や部品とか材料の供給元が、東北に在る場合も少なくなく、次第に生産関係に停滞が出てくると読まれています。従って、去年の夏期から、一定程度景気の上昇ムードも出ていたにもかかわらず、もう一回落下し低迷するだろうと。つまり、当校で言えば、ベトナム人学生の採用は当面減少せざるを得ないと言うことだ。言うまでも無く新聞などの論調はこちらが多い。しかし一方でこの日本の現況がこのままではどうにもならないので、この際海外に例えばベトナムに進出をせざるを得ない(特別に積極的ではないが、やむを得ず)企業も急激に増加しつつあるという情報もあちこちで出てきた。

例えば、ベトナムに強いある情報調査機関では、3月11日以降、2週間程度は茫然自失状態があったが、4月に入り一気にベトナムの調査や視察、用地の相談が増えてきたという。少なくと、仕事の忙しさは3月11日以前に戻ったという。確かに、当校もいただくメールや電話の数も本年1月、2月と同様に近い。現に採用のための面接などのための具体的会議も多い。活況までは全く行かないが、大手中堅共に、「アジアの拠点作り」「ベトナムに開発拠点」とかの言葉が良く使われているように見受けられる。この方たちは、一見「やむを得ず」アジア進出に見えなくもないが(契機はそういう場合であっても)、実は10年後を見据えた積極的かつ戦略的企業群と思われる。

3月28日の本年2回目の当校「ベトナム人エンジニアを採用しませんか」東京セミナーは予定の12社がご参加、ハノイ当校とskypeして、東京会場と学生と交流も行った。

本日から、日本人教員が1名増員、5名となった。
abevci@vietnam-waseda.org   阿部 (VCIニュースより)

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