2010年5月24日月曜日

さあ、ベトナムのサムライ君

最近、原稿書きでいそがしく、まったく、ブログがご無沙汰なので、今書いている原稿をここに載せてごまかそうかな。ベトナム人青年向けの著作の一部です。
日付は5月になってるが、実は今日は6月13日なのさ。

「日本語は、君の生き方を大きく変える」
2008年9月にアメリカNYでリーマンショックが起こり、世界同時不況となって地球上を駆け抜けた。また、ユーロ圏のギリシャの国家的経済破綻が最近起きて、また不安材料が出てきたが、不況の元凶であったアメリカは2010年春には既に立ち直った。中国、ベトナム、インド、ブラジルなどは相変わらず、6〜10%の経済成長を見せ、大いに元気である。
それに比べて、日本は政治が「幼稚」でもたつきが多く、まだまだ健全になっていない。一年未満で首相が4人も交代した。本当に恥ずかしい限りだ。が、全国の中小企業や大企業の努力もあり、今夏やっと回復の兆しも見えてきた。「2011年の春には、元気を取り戻すだろう」と、多くの専門家が言い始めた。(2011月3月11日以降の事加筆予定)

 さて、サムライになろうと考える君なら知っているだろう。日
 本は「ホンダ」「パナソニック(松下電器)」「ソニー」など世界
 企業を生んだ歴史的な実績がある。
 本田宗一郎、松下幸之助、ソニーの
 井深大(技術開発)と盛田昭夫(経営の世界化)の天才的偉人
 たちを生み、育成してきた背景が日本にはあるのだ。これが、
 日本の「底力」さ。
 さあ、その底力が発揮される季節がやってくるぞ。
君は、本気になって、日本語サムライになる気はあるか?
自分の未来をイメージしよう。君はどのような仕事をして、自分の人生を成功させようとしているのか。

■ ソニーもトヨタもホンダもキャノンもパナソニックもみんな日本の企業です。

さて、僕の知ってる企業名をかいてみるよ。どう?知ってるか?
株式会社村上開明堂、朝日エティック株式会社、株式会社電業、ヨコタ工業株式会社、株式会社ニフコ、岸本工業株式会社、株式会社YCC情報システム、興南設計株式会社 アユミ工業株式会社 株式会社スノウチ 株式会社ディスコ 日東製網(せいもう)株式会社、株式会社恭和、タツモ株式会社、関西セイキ工業株式会社、株式会社高城(たかぎ)精機製作所、応用電機株式会社、株式会社タカトリ、株式会社人財ソリューション、トレックスセミコンダクター株式会社、株式会社静岡制御(せいぎょ)、伊藤鋳造(ちゅうぞう)鉄工所、田淵(たぶち)電機株式会社・・・。知ってる会社ありますか?どれも知らない企業だろう。ホンダやトヨタじゃあないしね。半導体もあれば、精密機械、金型、IT、ロボット色々である。東証一部や二部に上場している企業もある。会社創設してからの歴史が100年以上の会社も2社入っている。ベトナムに既に工場進出を果たしている企業も在る。QC(クオリティーコントロール)関係や発明の関係で日本の政府や世界的な権威の団体から、表彰をもらっている企業も多い。当然、大半が主要ISOを取得している。

このリストにある企業は、日本のまさに中堅の優良中小企業のホンの一部のリストなのだ。これらの規模は50名〜3000名ぐらいの規模のメーカー(製造業)だ。こういった「余り知られていない優良企業」が、日本には、もの凄く存在するのである。約60万社ある。このリストは、製造業だけだ。この他に流通、物流、小売り、サービス、金融、コンテンツ、通信、さらに林業とか漁業や農業の企業、飲食などの分野を加えると、何と日本には総数で、250万社あるのだぜ。星の数ほど、というやつだ。

2010年春、日本政府は、新幹線や原子力発電、水処理大規模システムなどを大臣自ら営業しにハノイへ来た。ベトナム政府の方も大変好意的に対応し話し合ったと聞いた。日本はアメリカや、韓国、中国と違って、いままで「国家が企業の営業をサポートするのは憚(はばか)れてきた。それは、第二次世界大戦の時、日本は国家軍国主義で、現在の北朝鮮と同じような政治機構であったから、その反省とトラウマで、民間や市民の領域には国家・政府が関与しないという、異常なほどの「潔癖性」を戦後60年ほど続けて来た。ある意味ではとても良いことだ。世界遺産に登録しても良いほどの「平和憲法」を持つ日本だから、それぐらいであって良い。でも、アメリカが作り出したグローバル主義の怒濤のような経済の「肉食資本主義」のなかでは、黙っていると韓国が日本の技術をいくつか寄せ集め、それをまとめて(プロデュースして)、アラブ首長国連邦(UAE)に原発を売り込み成功した。元々の技術は大半が日本のものらしい。これじゃあ、まずいだろうということで、日本政府もやっと動き出したというのが真実だ。
1960年代、70年代にも、政府営業が無かったわけではないが、アメリカの政治取引の前に沈黙させられることが多かったのだ。1980年代のトロンアーキテクチャー、90年代のスパコン摩擦もそれだ。話をもどそう。

多様の技術や洗練されたコンテンツをもった大半は中小企業150万社のうち約50万社が製造業(MAKER)で、富士山の広い裾野(すその)の様に豊に果てしなく豊に広がっている。この裾野のような広大な中小企業の存在が日本の産業構造を支えているのである。ソニーのテレビを分解してごらん。おそらく、50社ぐらいの中小メーカーからの部品でアッセンブリー(組み立て)されている。トヨタの車を分解してごらん?約3万個の部品で成り立っている。提供している関係企業は何社なのだろうか。企業秘密だから、いま僕は解らないが、子会社を含む中小企業数十社からの製品の提供が在るはずだ。これらの部品や素材は、全国の優良な中小企業の社長やエンジニアや工場労働者、お年寄りの職人らが、毎日心血を注いで製作したモノばかりなのだ。この「汗の結晶(あせのけっしょう)」が、日本の部品なのである。それらを誰でも知っている有名大メーカーが、審査に審査を重ね高品質を維持して、ミスの一つも許さず、責任を持った製品にアッセンブリーして、ブランド化(branding)し、全世界相手のマーケティング戦略のもと、販売しているのである。

この中小企業から大企業までの総力をあげたもの作りの体制とそれを支える精神が日本の産業構造の一つの特徴である。裾野産業とも言う。解ったかい、青年!!大切なところだぜ。これはメーカーの例であるが、サービス業、小売業、物流・流通、コンテンツ(contents)業、IT業であっても、本質はまったく同じさ。この様なやりがいのある企業がベトナムの若くて、やる気のあるサムライを待っているのである。

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