「オッ、書店においてあるぞ。」いいね!
最近は毎回「日本語学んでサムライになろう」の記事ばっかりで、すこし鼻白む方もいらっしゃるかもしれませんね(笑い)。すみませんね。どうしても1万部ぐらいのヒットにしたいからなんです。大ヒットしたといわれるドラえもんシリーズでさえ、たかだか3万部(コピー本が出まくっている中でですが)、亡くなったスティーブ・ジョブス(アップル社長)の自伝でも1万部しか売れない社会(新聞はやたら読むんだが、本は余り読まない国民性だし、ヒット作品には著作権シールまでついた全くそっくりのコピー本が出回る)だから僕のやや硬質な本がどこまで売れるか、コピー本が出回るぐらいの注目度になってほしい。ということで、マーケの基本原則に則って、販促を推し進めていこうと(自ら体験したい)思っているのです。
日本と大いに違うのは日販、東販にあたる中継ぎ(問屋)が、基本的に無いことです。中間業者が育っていないわけですので、ある意味ではインターネットの時代にかなっているのですけれど、出版社の全国書店網への情報把握と物流そして、販促体制が見ていて弱いと感じていますけれども、問題の根は国営の大型書店にあるようだ。国営企業の体質を表す典型だと思う。つまり「売る気持ち」が書店に全くないのだ。この数年日本語教育や韓国語の浸透を調査するために大型書店に時々足を運んできたので、その都度絶望的な気分になる。売っても売らなくても従業員の給与は国営だろうが民営だろうが変わらないとすれば、やはり国営企業の経営者や管理職の姿勢が問題で、2,3日前に大きな国営書店に行ったところ、お昼までまだ時間がある11時であったにも係わらず、女子従業員たち数人が店舗の一角でわいわい言いながら出前や弁当を食していたし、食べていない店員もおしゃべりに花が咲いている状況(いつもと変わらないし、ショッピングセンターなんかも同じ)なので、あきれてしまう。こんな状態を作っているのは彼女たちに全部責任がある訳でなく(仕事の基本を知らないだけ)、管理者の目的意識、目標設定、商品知識の習得、若い社員の育成など基本的なところがほとんど何も手がつけられていないからだと言うしかないね。
従って、僕の本も旅行部門の棚にあったり、ビジネスコーナーにあったり、語学関係に置かれていたり、統一が計られていない。販促について、中間業者が居ない分、出版社のマーケティング部門が「この本は、この部門の本だからこの様なコーナーにこのように目立つように陳列してほしい」等というような事も一切無いようで、トラック業者が持ってきた段ボールをあけて、商品知識に疎い従業員が「日本語」と表紙に見えるので、それをたとえば日本語棚の空いている場所を埋めるかのようにただ置いていく、これが実態と思われる。
ただし、弁護しておくけれど、民営の小型書店や民営で大きな全国ネットを持っているファハサ書店(200店舗)は、当然ですがお店のレイアウト、書籍の陳列の工夫など大分違う。民営らしく「売りたい」意志は見えるし、従業員の商品知識も大分違う。小さな書店はオーナーらしい中年の男性がたいていレジカウンターに居て采配をふるっているので、何がどこに置いてあるか、新刊はいつ頃入荷するかなど、てきぱき対応してくれる。また、国営の大型と差別化するために値引きもしている。僕の「日本語学んでサムライになろう」の定価は約3ドル40セントぐらいなのだけれど、ある小型書店では2ドル50セントぐらいで販売されていた。再販制度がない分自由価格のようだ。
マーケの「常套手段」のひとつとして、その小さな書店でNGOCさんに2冊買ってもらった。そしたら、早速に店主とおぼしき中年男性が、僕の本が置いてある書棚に行って、「日本語学んでサムライになろう」を取り上げ、立ち読みを始めた。商売の勘が働いたのだろうか。
僕の本は日本で言えばダイヤモンド社のようなビジネス系が多い大手出版社から出した。その意味では最高の環境が整っているといえる。が、さっき言ったように販売体制が弱い。マーケティング部門は女性1名しかいない。彼女が一人で、大都市ホーチミンも含め、大学や大手書店でのイベント、マスコミのPRなど仕込んでいるわけで限界は明らかだ。今回、焦らず、ベトナムの出版事情、販促事情、流通:物流、書店の実態を調べながら、且つアドバイスをしながら、自分の書籍を売っていくことにしようと思っている。実体験以上のものは無いからね。
ベトナム商工会議所(VCCI)の副会頭のズンさんに「日本語学んでサムライになろう」(ALPHA社刊)を会議所として全会員の企業のトップに読んでもらえる様にできないであろうかと、説明とお願いに行った。途中、会議所のWEB雑誌の責任者が呼ばれてきた。彼とは10数年来の友人であったが久しぶりに会ったので、お腹の出具合を競って写真1枚。後ろの写真はアメリカ大統領やVN首相との会見など彼のすごい活躍ぶりを示す写真の額。
商工会議所の玄関そばにある武勲の神様に目を閉じて販促の決意を念じてみた・・。
《ブログご高覧を感謝いたします》
僕のブログの中でアクセスとページビューが多いタイトルと日付け、紹介致します。
ぜひ、ご高覧ください。多いのは一日1400名の閲覧もありました。
・2008年11月 赤塚不二夫先生のこと
・2009年1月 「ジャクリーヌ・ササールとかBB(べべ)とか」
・2009年5月 ゲバラの映画「モーターサイクルダイヤリーズ」
・ 5月 ★カムイと名著「ベストアンドブライテスト」
・2009年9月 水虫には歯磨き「つぶ塩」が効く?!
・2009年10月「救うのは太陽だと思う」
・2009年12月「爆笑問題の失笑問題」・・・・・1日で1440のPV
・2010年1月 阿倍仲麻呂はハノイの知事である。
・2010年2月 MAC・MAC / 立松和平さんの死。
・2010年3月 「サンデープロジェクトの打ち切り秘話」
・2010年4月 リクルートの罪 / 金のTSUBAKIの女優たち
・2010年12月 映画「ノルウエーの森」の失態
・2011年1月 「お笑いの山崎邦正のベトナムアルバイト」
・2011年3月 ★メイドインジャパンから「Made by JAPANESE」の時代認識へ
・ 3月 「大震災をベトナム人は語る」
・2011年4月 映画「東京物語・荒野の7人・シンドラーのリストほか」
・2011年5月 ★復興構想に必要な「人口8000万人時代の国づくり」発想
・2011年5月 梅原猛先生が「文明災」について語った。
・2011年6月 ★消滅している東北弁
・2011年7月 なぎさホテルという哀愁
・ 7月 辺見庸氏が3・11とその後にある本質を語った。
・2011年10月 石巻の大川小学校に行った
・2011年11月 石巻・大川小学校のひまわりのお母さんたち
・2011年12月 ハノイ貿易大学日本プロジェクトの学生たちのブログができたよ。
・2012年 1月 成田空港の不幸と幸せ伝える人
・2012月 1月 お正月は竹内まりあの「人生の扉」だね
・2012月 3月 ベトナムの床屋さんの良い感じ
・2012月 3月 ★ベトナムの青年に進んでほしい「経済以外の分野」
・2012年 4月 ベトナムで石巻・大川小学校のひまわりの芽がでたよ
・2012年 5月 ベトナム国会のとんでもVAIO
・2012年 5月 猫の流転譚 ハノイ漂着
・2012年 6月 TBS「たけしと安住のニュースキャスター」にVCI登場
・2012年 7月 日本の会計士さんたちが当校に大勢みえた
・2012年 9月 第二期のハノイ貿易大学のプロジェクトが始まった
・2012年10月 経済学者中谷巌先生が当校で学生と交流
これからも、よろしく、ご高覧ください。阿部正行